本日はブログのタイトルのとおり実際に私が「家庭環境に悩んでいたときに励みになった歌詞や詩や小説」について、ご紹介します。
その前に、何故このような記事を書こうとした動機かをお伝えします。
たしかにそうではありますが大人になれば様々な人がいること、自分と同じ境遇や似ている人がいることを知る機会が多いですが、しかしながら幼少期から社会に出るまでは学校に登校下校の繰り返し、家にいるだけではそんなことを知る由もなく、ただただ落ちていくもので、次第学校に行かなくなり不登校になって、どんもり無口、ああ家のどんよりとした空気に沈黙と向かいあって、こんな家庭環境は自分だけなんだ、救われることはないだろう…なんでだろう…と自問して落ちてゆく。
そんなときに言葉というのは、ものすごい味方になってくれます。ということを知る機会に繋がれることができたならなあと思い、記事を書こうと思いました。
では、3作品をご紹介します。
※歌詞を記載すると著作権法に引っかかるので記載しませんので、ご了承ください。
◾️1作品目
【曲名】
街
【バンド名】
THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)
この歌は家庭環境に悩み、学校に行っていない自分に、未来・想像するということを教えてくれました。
・学校で浮いていた自分
・学校で困ったとき誰も助けてくれないこと
・家に帰っても自分の悩みに気がつかない親に対して更に悩んだこと
それらぜんぶを目の当たりにし、自分の未来はもはやないと思っていました。今後友達にも出会えないし、自分のような気持ちの人間がいないと思っていました。
しかし、この歌は3分30秒以内で、上記の私の内心を救ってくれました。
私はこの歌の歌詞に震え、今の自分・様々な友人に出会えることができ、あまりポップスではない曲調、歌声ではありますが、甲本ヒロトさん(ボーカル)の、確固たる、とてつもないパワーに“自分が変われるチャンス”をいただきました。
他の曲もいいので、是非とも色々と聴いてみてください。
他のオススメは、
・世界のまん中
・青空
・スクラップ
です。
是非聴いてみてください。
※残念ながらサブスクはありませんので、Youtubeの動画、CDやレコードを探してみてください。
〈参考〉
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※上記のアルバムに収録されております。
アルバム名:THE BLUE HEARTS
◾️2作品目
詩:告別
作者:宮澤賢治
青空文庫でタダで読むことができますが、この詩が持つパワーはスゴイです。
詩というとポエムを思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれませんが、告別という詩は短い日常言葉で紡ぐ詩とは異なり、心の奥底の言葉で紡がれた詩です。
なんで今悩んでいるのだろう。みんな楽しそうに街で遊んでいるのに。という気持ちをこの詩は救ってくれると思います。
その他に、無声慟哭という詩もオススメです。
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※春と修羅 第三集に告別という詩があります。
◾️3作品目
小説:告白
作者:町田康
こちらの作品は、文庫本で850頁ある長編小説です。内容を要約すると、実際に起きた「河内十人斬り」という事件をモチーフにしたお話です。
主人公が思弁×内向×自意識でうまく皆のように生きていけず、悩まされていく様子も描かれております。おそらくこのブログを読んでくださっているあなたに通じるものがあると思います。
私はこの小説を読み、とても勇気づけられました。ページ数は長いですが、町田康さんの語り口調の文体が小説に不慣れな方でもすこぶる読みやすくしてくださっております。
谷崎潤一郎賞という文学賞を受賞しております。
本当に一読する価値がありますので、ご興味がございましたら読んでみてください。
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現代ではSNSでコミュニケーションをとるのが主流で、時おり投稿の内容やメッセージを再読してヘコむこともあるかと思います。
上記の3作品は、とても優しく強い言葉で描かれております。状況によっては何度も視聴/再読しても感じ方が違ってくる側面がありますので、是非ともお時間があるときに視聴・読書してみてください。
本日もご購読ありがとうございました。